鍼灸師、鍼灸院というものについてざっくり説明いたしますと、鍼灸師とは厚生労働省認可の学校を卒業、国家試験に通って国家資格を取得した医療従事者になります。
医師や他の医療職と同じく解剖学や病理学、リハビリテーション学、医学各論など医学全般を履修しています。それに加えて鍼灸に関わる中国医学や東洋医学も履修しているというのが特徴的です。
養成課程において西洋医学、東洋医学の両方学ぶ事に加えて、近年のトリガーポイントや筋膜リリースの様に多様な療法があるだけでなく、昔からの流派も多く存在することも特徴です。それらも相まって鍼灸師の施術は非常に多様です。
その鍼灸師や施術と患者さんの相性がとても大事になってきます。自分にあったところ通いやすいところを選ぶのが良いと思います。
そして、鍼灸師免許の開業権によって開設する施術所が鍼灸院です。他の医療機関や飲食店と同じく保健所により管轄されております。
料金は理髪店のように大体地域で同じ事が多く4000~6000円ぐらいのところが多いと思います。
特定の疾患には医師の同意のもと健康保険も適応となります。
鍼灸(はり、きゅう)とは
『https://www.harikyu.or.jp/acupuncture/acupuncture-02/』より抜粋。
鍼灸は一般に「はり・きゅう」または「しんきゅう」と呼ばれ、疾患や症状に適した経穴(ツボ)に金属の細い針を刺入したり艾(もぐさ)を置いて燃焼させたりなど、生体に刺激を加えることで元々身体に備わっている病気を治す力を高めて元気にする治療法です。
鍼灸は東洋医学あるいは漢方医学の一分野として中国に起源をもつ我が国の伝統的医療です。6世紀の初頭、飛鳥時代に仏教伝来と時を同じく渡来したと云われています。